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アメリカ社会の二重構造を考える。

リリィ、はちみつ色の夏

他国を知ることは、自国を知ることであり、一人の少女の生き方を考えることは、自分を振り返ることになる。
読者の年齢により、感想は多様になるだろう。1950年代生まれの私は、家族とテレビで逃亡者を見た。この本に出会ったのは、主人公リリィと同じように「愛されたことのしるし」を求めていた時でした。その違いを大切に考えたい。月の石は、大阪万博の目玉になった。人のもつ価値観とは、何によって形成されるのかを改めて、考えさせられる一冊である。豊かなアメリカに追従するような社会であった。
リリィだけに視点をおかずに、他の登場人物の視点に立って読んでみる
と、アメリカ社会の二重性が、あぶりだされる。リリィがその「しるし」をわかるように祈るくだりはリリィの祈りが自分の祈りでもあるように思え、リリィと一緒に旅しているようでした。
「愛されているしるし」を得る「旅」を終え、行くべき道を見つけることが出来たことにも感動しましたし、この物語の表現がとにかく素晴らしい! 
その描写は今までになく私を惹きつけ、印象に残る一冊になりました。今、テレビは、ハリケーンの被害状況を伝え、人災と言えるのではないかと、黒人の被災者を映し出す。

ルーカベザ

リリィ、はちみつ色の夏

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