これからが楽しみです。
そして、佐智恵として葛城家で育てられた「サチ」・・・
それぞれの人物が自分を取り戻していくまでのヒューマン路線というか。
誘拐して殺された佐智恵と目の前にいるサチの関係は?? そして
あの殺人事件の真犯人は??
この小説、ミステリーとしての物足りなさを見てみぬふりして読むと
自分の生き方を不本意に変えてしまった人たちの自分探し、みたいな
話にも読める。
タイトルを付けて思ったのですが、秋山兄弟や正岡子規をはじめとする登場人物のすがすがしさにとどまらず、彼らを通じて、新しく作られた国の持っている若々しさを感じます。
この作品が作られた昭和の時代ではなく、今読むことで特にその雰囲気を感じることができるのではないかと思います。家を継ぐために医学部に進むが、
佐智恵殺害事件は時効を迎え、迷宮入りしてしまったことを知り、
いてもたってもいられなく、進路を変更してインターポールへ。
立派な教師になりたかったのに教え子の非業の死を乗り越えられず
主婦になったものの病的に過保護な母親になってしまった元担任。
エリート医師一家の息子として親を継ぐつもりだった亮二。モノが満ち溢れているのに何故か閉塞感漂う現代。伊予弁の持つのんびりとした雰囲気も捨てがたいけれども、それだけではないと思います。ドラマの遅々として進まない感じにイライラして
ええい、もう原作読んで、全部謎とか解決済みってことにしちゃおう、と
手にとったのだが・・・いやー、原作読み終わってもモヤモヤはおさまらず。これに比べて、小説の中の日本はほんの小さな国だけれども、何と悠々として晴れやかなことか。
。インターポールの
熱血刑事と過去にわけありな若い女性の恋愛モノとして読めばそこそこか。
ミステリーだと思って読んでいたら、肩透かし。
どっちにしろ、1冊読みきった、という感触が残らない薄味な印象なのが残念。これから日清戦争、日露戦争へと突入するのでしょう。フランスから
日本の警視庁に派遣された亮二は、葛城サチという、名前も、そして
雰囲気も、好きだった佐智恵にどことなく似ている女性画家と出会う。
医者の息子だった亮二は、彼女のことが好きだった・・・しかし、助けて
あげられなかったことを気にし続けていた。
ドラマだとあまり出てこないけど当時の担任の先生だった女性の心理描写が
小説の中だと一番読み応えがあったような気もします。
小学4年のときに、隣の席に座っていた女の子・葛城佐智恵が殺された
安倍 麻美
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